メンズモデル　西村史人

●●「hi fumito. I loved okinawa」

私は寝起きの目をこすりながら、スマートフォンの画面を開き、メッセージを送って来た人を確かめました..

◎title:【英･雄／ＨＥＲＯ】その③

メッセージを読むとビビｯと電気が身体の中を走りぬけ、直感的な感覚で直ぐに私は実感しました。

メッセージの主、それは紛れもなくあの「ピーター･アーツ」さん本人からだったのです。

私は直ぐさま慎重に慎重に言葉を選び、自己紹介から始め感謝の念を込め、ピーターさんに想いを乗せたメッセージを返しました。

すると直ぐさまスマホが震え、甲高いメッセージ音が部屋中に忙しく響き渡ります。

Mr.Peter/ピーターさん「hahaha mondaimai、watashitachiha Tomodachi／ハハハ問題ない私達は友達」

私：「友達 .. 」

思いもよらないピーターさんからの友達発言に、私の心の中の時計の針は静かに止まります..

今迄はテレビのブラウン管、広い広い「Kｰ1大会会場」で遠くから眺める事しか出来なかった憧れの「英雄／HERO」からそんな嬉しいお言葉を頂けるなんて、この上なく光栄でした。

「それは今から一年以上も前の出来事でした.､」

それから自然に、私とピーターさんは月に一度は会話を必ず交わし、私が撮った｢故郷の沖縄県｣の風景写真を､ピーターさんにプレゼントさせていただいております。

また、私もピーターさんから写真を一枚貰いました。

それは沖縄の守り神「シーサー」の写真です。

｢私は本当に驚きました｣

なんとピーターさんのジムには、シーサーの置物まで奉られていたのです。

「フィットネスジムオキナワ」

まさしくジム名が如く「沖縄の文化」をピーターさんは自身のジムに取り入れていたのです。

そしてピーターさんと出逢い、少し経ってからの事です..

私を取り巻く環境に、少しずつ変化生じて行きます。

ピーターさんのご家族とも自然と繋がり、メッセージのやり取りをする様になっていったのです..

◎title:【英･雄／ＨＥＲＯ】その④へと続く..